建設常任委員会管外調査
27日~29日まで関東方面にて公共交通等7カ所について調査・研修をしました。その内3つを紹介します。
①栃木県の1/3の人口が集中する宇都宮で2年前から運航しているLRT(ライトライン)。利用者も増加する等コンパクトな都市の公共交通ネットワークの構築による効果等を研修しました。交通渋滞の解消、利便性向上による人口増、周辺土地価格の上昇、工場進出等の経済効果等があります。
②国土交通省の「国総研」と言われる研究所は、全国の自治体が行う公共工事等の指針・基準を作る為の研究をしている機関で、治水や防災、インフラメンテナンス等多くの分野での実証実験を重ねています。道路面舗装のあり方や角度、自動操舵建機の作業基準の作成、コンクリートの劣化、災害時等の土砂の流下研究等広大な敷地で実際に動かして検証をしています。
③国土交通省所管の「首都圏外郭放水路」は、地下50mにある6Kmの地下放水路で、東京ドーム半分の雨水を一旦貯留し、オーバーフローした水を江戸川へ強制排水(1秒間にプール1杯分の排水能力有)する施設です。台風の際には度々河川氾濫により、3万戸程度が洪水被害を受けていた茨木・埼玉・東京(荒川と江戸川に挟まれた低地域)の住民を洪水から守った施設。災害に強い街をつくる施設です。


